2007年3月26日月曜日

宮台 真司

正論でイジメを撲滅できると考えるのは、感情的動物だった自分の子供時代を忘れ、大人になった今も感情的動物である自分の現実を忘れた「馬鹿な大人」だけ。
- MIYADAIcom Blog 次号ないし次々号の『キネ旬』で廣末哲万監督・高橋泉監督と鼎談いたします から -

2007年3月25日日曜日

会話と情報公開

自治体職員にとって、交際費や食糧費は出来るだけ隠しておきたいものらしい。しかし、隠して利益になることが本当にあるのだろうか。見せたくないものであ ればあるほど、後で見つかって手痛い目にあうのではないか。 私が新得町に交際費と食糧費を情報公開請求したとき、町は「中には、ちょっとどうかなという 支出もありますが、とにかくすべてお見せします。改めるべきところは今後改めていきます。」と、接待相手先の個人名を除き、すべて公開した。そして実際 に、翌年は交際費・食糧費を大きく減らしている。
- 町村に学ぶ情報公開 から - 

大企業を誘致して雇用の場が増えたところで、地場産業が衰退し、自然が失われ、言いたいことも自由に言えない町になってしまったら、住民の幸せとは程遠 い。何よりも、今住んでいる人々の暮らしを大切にすること、魅力ある自然環境を守り育てること、そして誰もが自由に発言できる雰囲気を作ることだ。
- "ヨソ者"が町民として認知された日 から -

2007年3月24日土曜日

田中 優子

人間の持っているいい側面を育てようとか、自分のいい側面を伸ばそうと考えるのが君子なんです。その反対のことをするのが小人です。そういった小人は、そのへんのおじさんとして暮らす分にはもちろん構いませんが、為政者になってはいけない。
- 週間金曜日 No.647
  対談 「小人が知事になると不善を為す」 田中優子 から -

2007年3月22日木曜日

山崎 要

魚をとる権利は、それで生活を支えている漁民に確かにあるのかもしれない。であるなら、その権利の裏側には、みんなが毎年食べられるように、上手にとることが義務として伴うはずだ。

古い汚れた木造の畜舎、崩れかかったサイロを見たら、そんな酪農家は、どうにか持ち堪えていると思うべきだ。立派な畜舎に林立するサイロの典型的な牧歌風景を見たら、そこは億単位の借金を抱え、日常の生活費も組合の管理のもとに置かれていると見るべきだ。

NHK の報道は一見、報道の不偏性とかいう公平観が漂うから不思議だ。しかし農村や農業問題を語るとき、決定的に何かが欠けている。欠けているのは、弱者の前に 立ちはだかり強者のおごりをいさめる批判精神なのかもしれない。正義感の欠落であり、優しさの欠落なのかもしれない。

都会で出した廃棄物は、その都会で処理すればいいんだ。そうしたら、都会の人達は、自分達が、いかに得手勝手だとわかるから・・・

コメの生産を、経済効率を最重点に考える工業と同じ尺度で見ると、日本はアメリカとは比較にならない。しかし工業の行く先は、かならず地球の破壊につながるといっても過言ではない。アメリカの農畜産物の生産は、その方向に進んでいる。
安ければ国土はどうなってもよいのか。

- 農林漁業を潰したのはだれだ  から  発行1992.10.15 -

2007年3月18日日曜日

池田 晶子

池田晶子 14歳からの哲学 から

真実とは何かを考え、それを言葉で人に教えるということができるのは人間だけなんだ。 - 家族から -

「上品(じょうぼん)」「下品(げぼん)」 - 品格と名誉 から -

命が大事なものであり得るのは、精神が大事なものであると自覚して生きるからでしかあり得ない。 - 品格と名誉 から -

精 神は、考えるほどに死というものが何であるかわからないのだったね。わからないものを恐れることはできない。考えることによってそのことを知っているから からこそ、精神は自由なのであって、自由のために死を選ぶのじゃ、あべこべだ。だいいち、自由のために死ぬなんて、そんな不自由なことってないじゃない か。 - 自由 から -

あらゆる思い込みから自分を解放した精神とは、捉われない精神だ。自由とは、精神に捉われがないということだ。死の怖れにも捉われず、いかなる価値観にも捉われず、捉われないということにも捉われない。 - 自由 から -

2007年3月16日金曜日

子供は大人の鏡

高校を卒業した18歳の少年が、超一流企業の大人の言われる事を否定できるものなのでしょうか。
才能の無い私には無縁の世界だけれども、同じ立場ならきっと同じ過ちを犯していたように思います。
もちろん一場選手事件での反省以来、決して許されることではありませんが、21歳成人となり、(TVを通しての彼の姿しかわからないけれど)彼の誠実な会見とは反対に、関わった大人達の向く方向は会社でした。

少年犯罪ドウコウ言う前に、やはり大人でしょう。と、思う事件でした。

日刊スポーツから西武が裏金問題で隠ぺい工作

議員定年制

ギニアのオスマン・サンコン さんが自国の格言を紹介をTVで聞いたことがありました。

『ひとりの老人が死ぬことは、ひとつの図書館が燃えてなくなることと同じだ』

この原文はフランス語で、
En Afrique, quand un vieillard meurt, c’est une bibliotheque qui brule.
アマドゥ・ハンパテ・バーという方の言葉
のようです。

長く生きた人の知恵と経験を大切にする国なんですね。

情報の宝庫、図書館とは、たとえばわからない事があったとき等、その調べものを私達自身から行ってこそ機能するところです。
新得の図書館もそうですが、たとえば「こんな新刊が入りましたよ。」って、広報等で告知してくれます。当たり前ですが決して読書の強制はしません。図書館とは私達を影からサポートしてくれる所なのでしょうね。


スポニチ Sponichi Annex ニュース 社会から小野清子参院議員「定年」で引退へ

第25期 新得町議会 議員名簿