2009年3月15日日曜日

インターネットの世界を想像した時

すごいリーダがいて、その人を中心にまとまっている組織は、その人がつぶされたり、年を取ったりすると、次が大変だと思うのですが、私たちは意識的にそうしないんです。私がいなくても、どうにでもなる。そういう感じで、みんな回っている。 

 --- 清水直子 金曜日742号から

まね

先日、ある雑誌を読んでいて、
ふと灰谷健次郎さんの本の中に出てきた小学生の詩を思い出す。
この国には、「ひひひとゆうてすんでる」大人が沢山いるんやねえ。



  「まね」 2年 くろだ まこと

みんなはちょいちょいよその子の
「え」や「し」まねするけど
おれはまねはだいきらいや
ひとがはつめいしたことを
ものまままねするのはいやらしい
みんなのこころのなかは
くろいふくきたまねのかみさんが
ひひひとゆうてすんでんねんやろ


2009年3月5日木曜日

求めるは「即戦力」

今、この国では、やたらと「即戦力」ばかりが求められる。
就職で求められるのも「即戦力」、求人に躍る言葉も「即戦力」。
しかし、生まれながらの即戦力なんて一体どこにいるのだろう。
現場で失敗し、怒られ、ときにはモメ事を起こし、そしてときには逃亡しちゃったりして人は学んでいくのだ。
そういう「余裕」が今、日本の企業社会から完全に失われた。

   ---   雨宮処凛の「オールニートニッポン」 から