2012年4月19日木曜日

『その子のためを思って、』という都合の良い言葉

いくら、その子のためを思って言おうとも

その子にも感受性が働くため
言うときの表情や雰囲気が怒りをかもし出していれば
聞くはずがない。

「その子のためを思って」と言えば 聞こえはいいが
このセリフ、
子どもに注意したあとに、
大人にとって非常に都合のよい言葉である。



  ----  「ブックドクターあきひろの鶴の目」(2012/04/19) から

2012年4月16日月曜日

自分が弱者だと認めること

社会的弱者には、自分の当事者性を持ってもらわないと。自分が弱者だと認めることは、決して弱さではない。それどころか、自分に助けを求める権利があるという強さなのよ。その強さが、男にはない。(上野)

自浄能力とか内部改革で体制や集団が変わることなんて、ほぼない。(上野)

世の中っていうのは、座視して待っていれば勝手に変わるっていうわけにはいかないの。変えたいのなら、要求しないと何一つ変わりません。そして当然、要求する主体が必要です。(上野)

---  「上野先生、勝手にしなれちゃ困ります」 上野千鶴子 古内憲寿 から

2012年4月4日水曜日

子どもへの依存から「卒業」

親も教師も、いつか子どもや先生から「明日からもうあなたは要らない」と言われるために存在するのだ、ということです。次の世代を育てるとは、自分の強敵になるかもしれない誰かを育てることと同じです。   (上野)
  ---  「上野先生、勝手にしなれちゃ困ります」 上野千鶴子 古内憲寿 から

2012年4月1日日曜日

この国は「子どもは宝」と言いながら・・・

日本の社会保障費の約7割が高齢者のためであり、子ども・家族への予算は4%に過ぎない。
  --- 金曜日889号 吉田有里の政治時評 から