2024年3月16日土曜日
2024年2月17日土曜日
2024年2月13日火曜日
われわれの制度
『すべての需要はいったん満たされるとその結果として次にもっと大きな需要を生み出すという前提、が愚かなことであることを明らかにすることであろう。そのような洞察がなされれば、その進行を阻止することができよう。』
『われわれの制度は、それ自体の目的を作り出すばかりでなく、それ自身、およびわれわれの生存にも終りをもたらす力をもっているということである。』
『近代化された農業は、土壌を毒化し、枯渇させる。たしかに「緑の革命」(green revolution)は、新しい種子によって、1エーカー当りの生産量を3倍にすることができる ー しかし、それは、肥料、殺虫剤、水、および動力をもっと何倍にも増やしてはじめてなされるのである。それらを製造することは、他のあらゆる製品の場合と同様に海と大気を汚染し、補充することのできない資源を崩壊させる。』
2024年2月2日金曜日
箍をはめる
『「昼は立ち食い蕎麦で、飲みに行くのも居酒屋で割り勘。スーツなんてもう何年も同じものを着ているよ」というお父さんも珍しくありません。
つまり、結婚は男性の消費活動に急ブレーキをかけるのです。その一方で、高等教育を受け、経済の循環の一端を担っていた女性の「標準労働者」がひとり消えます。これではどう考えても、経済にとってプラスになっているわけがありません。
(略)
たしかに、主婦の消費が、日本の内需を一定部分支えているのはまぎれもない事実です。 しかし、彼女たちの消費行動は、彼女たちの生き方と同様に、自由を奪われ、「箍」をはめられたものだということを付記しなければなりません。』
『タガメ女たちの子育てについては、子どもが幼いときにはママ同士の仲良したちが集まって、子どもを「遊ばせる」という方式がとられます。そこにはもちろん、子どもたちの意志はありません。ママが決めた相手とママの監視下で遊ぶ。タガメ女たちの「約束」のうえでしか「遊ぶ」という権利が認められていないのです。このようなタガメママは、子どもが小学校に上がってからも、自分が「あの子なら安心」と許可をした相手としか遊ぶことを許しません。これこそタガメ女の真骨頂で、つき合う友だちさえも「箍」をはめてしまうのです。』
--- #深尾葉子 #日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体 #2013年4月22日
2024年1月31日水曜日
勝ち取る者と与えられた者
「この瀬長ひとりが叫んだならば、50メートル先まで聞こえます。
ここに集まった人々が声をそろえて叫んだならば、全那覇市民にまで聞こえます。
沖縄70万人民が声をそろえて叫んだならば、太平洋の荒波を越えてワシントン政府を動かすことができます」 ( #瀬長亀次郎 )
「その女性がともに歩んだ沖縄の戦後は、本土のそれと大きく違っている。平和憲法を手にし、あっという間に民主主義の世の中となって経済復興を果たした本土と、戦争が終わっても平和がやってこなかった沖縄。そこへの認識の欠如こそ、溝や温度差と表現される両者の関係の背景ではないだろうか。」 ( #佐古忠彦 )