2008年5月20日火曜日

下田 博次

大企業から闇の業者までが子供たちを巻き込んでケータイで潤っているのは日本だけの現象です。

「もうけるために子供たちを食い物にする。」そんな国でいいのですか?

 ーー時代の肖像 北海道新聞 2008/05/19 から


ねちんず村
学校裏サイトで
COMZINE by nttコムウェア


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もちろん「もうけるために子供たちを食い物にする大人(企業)」は、
携帯電話関連に限ったことではないだろう。

見回すと、知ってか知らずか、回り回って、
自分のしていることが、
自分の作っている製品が
そうしていることもあるのだが・・・。

2008年5月19日月曜日

絶滅危惧種

   さざなみ光る大和川
   清い心に育ちつつ
   明るく伸びよ××小

お気に入りのブログを見ていて、ふと出てきた歌。

はるか昔、通った小学校の校歌。
意味もわからず折に触れ歌わされた歌。
とり上げて気に入っているという訳ではないのだが、
年齢を重ねると、今ちょっと前の事よりも、
昔の事の方が鮮明になるようなので、
まあ、そういう年になったということなのか。

日本一汚い川としてその名前を知らしめた大和川。

   「私、その川で腕が浮いてたの見たことあるわ。」

以前、その川の傍に位置するある高校の修学旅行生から聞いた話だ。

しかし、少なくとも私はその川の川辺でメダカをすくったりして遊んでいたのだ。
とっても美しい川とはいえないまでも、
暑い日などは、
大きなおにいちゃん達はその川で泳いだりもしていたのだ。

親父達がひたすらモーレツ社員となって働き、
交通の便もすこぶる良くなっていったけれど、
年々、周りの畑や田んぼは無くなっていき、
川もどんどん汚くなっていった。

そして、ある日気がつくと、
その川の中で遊ぶ子供達の姿が見えなくなった。

大和川の鯰が絶滅危惧種に指定されることは時間の問題かも・・・という。

川から運んでくれる合成洗剤の匂いを嗅いで、
清い心に育てというのは無理があるなあ。

すでに絶滅危惧校歌に指定されているのではないだろうか。

2008年5月18日日曜日

不親切な表示

畑から水蒸気があがる。
鳥達の鳴き声が争うようにあちこちから聞こえる。
日差しが暖かな朝だけど、吹く風はまだヒヤリとする。
よく判らないその鳴き声の中に混じって、まだまだ美声とは言えない「ホーホケキョ」と聞き覚えのある鳴き声もあちこちから聞こえて来る。
高速道路が開通して、すっかり交通量が減った我家の前を走る国道38号線のおかげかもしれない。多分、札幌まで開通したあかつきには、時間に追われて、後ろから急かす営業車の数ももっと減って、観光ドライバーのんびりと走る車ぐらいになるかもしれません。
ますますもってスローテンポになっていくようです。

まあ、それで良いではないか。
都会に住む方々が求める新得は、都会にあるものではないのだから。

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先日、新得駅に行く用事があった。
駅の横には、新得商工会の建物が併設されていて、きっとよく間違われるのだろう。商工会入口扉側から駅に通り抜けできない表示がされている。

実は、駅の中にも商工会への入口扉があるのです。
現在は「アカズノトビラ」。
(聞くところによると、近い将来、その扉は解放され、その先に観光案内所を設置する計画があるそうです。)

その扉、駅に降り立つ方が知らないで開けようとしている光景に遭遇することがある。 そもそも、この駅を利用する人でこれをしなかった方って、いらっしゃるのだろうか。 少なくとも現在、開ける気がないのなら、こちらにも「抜けできない表示」はすべきですよね。
それとも、商工会職員が飲み物を買う時には開かれる様なので、その時は通り抜け可能ってことなのだろうか。

駅の広場に「いらっしゃい新得」のモニュメントまで設置して観光の町を目指す町にしては、かなり不親切だと思うのですがねぇ。

2008年5月5日月曜日

金の斧 銀の斧

 山の木をぶった切って山全体にシバザクラを植えて、例年100万人ぐらいの観光客が訪れるという、内地のある町の話を聞いた。
想像でしかないものの、ラベンダーに代表される富良野のTファームよろしく、北海道にも似たような光景はあちこちで見かけられる。多分観光客を集めたその内地の町も北海道の真似なのだろう。悲しいかな、北海道では都会に近いその内地の町よりも少ないとは思うけれど・・・。

 それにしても悲しいのは、訪れる観光客の数を聞いてかどうかはしれないけれど、同じようなことを内地のあちこちの地方の行政が先頭切ってしようとしていることだ。

マネシは九官鳥に任せておけば良いのだけれど、打算がある分、真似する九官鳥よりずっと質が悪いと感じるのだ。


 そして 子供達には、個性だ。創造性だ。と、言う大人達なのです。

2008年5月3日土曜日

横見浩彦

つまり不便であるがゆえ、訪れた時の喜びもそれだけ大きく、そういう意味においても、今こそが、駅めぐりが最も楽しめる時代なのかもしれない。

 -- JR全線 全駅下車の旅 から