決して規模が大きい訳でもないのだが、
広々としたパークゴルフ場に寝転がって、
本当に近くで見れる、
お気に入りの鹿追町の花火大会を今年も観に行った。
往々にして、間延び気味の北海道の花火大会にあって、
ここの花火はその間を、
アナウンスする女性の方が、素人臭い話術?で救っていたのだが、
昨年から、その方のアナウンスでなく、
別の地元ローカル放送局のアナウンサーに変わってしまった。
残念だが、魅力が半減したこの雰囲気は、
時間延ばしとしか思えない1部2部3部と、
細切れにした構成にもあるとは思うが、
(かつての1部2部構成でも、時間的には同じなのに)
それと共に、女性のアナウンスによるものだと
感じるのだ。
素人臭い花火大会を、
玄人ムンムンのアナウンサーに任せることで、
この花火大会も金太郎飴のごとく
どこかの町の花火大会と同じようになろうとしている。
鹿追町は鹿追町でしか感じられない花火大会であってほしいと
切に思う夢花火だった。
2010年7月24日土曜日
2010年7月17日土曜日
ニッポン・サバイバル
「目的意識や価値観がハッキリ持てない今の若者は情けない」などと言いますが、では、今の中高年の人たちが、みんなそんなに熟慮して仕事を選んだのかというと、けっしてそんなことはないと思います。
たとえば「どうしたら戦争がなくなるんだろう?」という問題を考えたとき、「みんながやさしくなればいいんだ」と言う人がいますよね。私も子どものころはそんなふうに思いました。「やさしい心を持てば、世界は平和になるんだ」と。『脳内革命』じゃないけれど、自分という内部が変われば世界も変わる。心のスイッチを切り替えれば、世界が違って見えるはずだ、というわけです。
そういったもっともらしい、そしてわかりやすい言葉には、たしかにある種の力があります。何か一時的に非常に気持ちのいい状態になる。幻想を垣間見ることができる。
でも、実際にそれで世界が変わるのかというと、じつは外側の世界は一向に変わらない。「どうしたら戦争がなくなるんだろう?」という問いにしても、現実には、経済的な格差、宗教的な対立など、さまざまな問題が解決されなければ、戦争はなくならないのです。
ニッポン・サバイバル 姜尚中 から
たとえば「どうしたら戦争がなくなるんだろう?」という問題を考えたとき、「みんながやさしくなればいいんだ」と言う人がいますよね。私も子どものころはそんなふうに思いました。「やさしい心を持てば、世界は平和になるんだ」と。『脳内革命』じゃないけれど、自分という内部が変われば世界も変わる。心のスイッチを切り替えれば、世界が違って見えるはずだ、というわけです。
そういったもっともらしい、そしてわかりやすい言葉には、たしかにある種の力があります。何か一時的に非常に気持ちのいい状態になる。幻想を垣間見ることができる。
でも、実際にそれで世界が変わるのかというと、じつは外側の世界は一向に変わらない。「どうしたら戦争がなくなるんだろう?」という問いにしても、現実には、経済的な格差、宗教的な対立など、さまざまな問題が解決されなければ、戦争はなくならないのです。
ニッポン・サバイバル 姜尚中 から
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