2010年7月31日土曜日

百花繚乱夢花火

決して規模が大きい訳でもないのだが、
広々としたパークゴルフ場に寝転がって、
本当に近くで見れる、
お気に入りの鹿追町の花火大会を今年も観に行った。

往々にして、間延び気味の北海道の花火大会にあって、
ここの花火はその間を、
アナウンスする女性の方が、素人臭い話術?で救っていたのだが、
昨年から、その方のアナウンスでなく、
別の地元ローカル放送局のアナウンサーに変わってしまった。

残念だが、魅力が半減したこの雰囲気は、
時間延ばしとしか思えない1部2部3部と、
細切れにした構成にもあるとは思うが、
(かつての1部2部構成でも、時間的には同じなのに)
それと共に、女性のアナウンスによるものだと
感じるのだ。

素人臭い花火大会を、
玄人ムンムンのアナウンサーに任せることで、
この花火大会も金太郎飴のごとく
どこかの町の花火大会と同じようになろうとしている。

鹿追町は鹿追町でしか感じられない花火大会であってほしいと
切に思う夢花火だった。

2010年7月24日土曜日

ねずみ男

ビビビのねずみ男

厄介な問題ばかり起こすトラブルメーカー。
性格:金に弱く欲望に溺れやすい性格で、悪玉妖怪の口車に乗せられたり金がからんだりするといとも簡単に鬼太郎を裏切る。


私の周りにも、あなたの周りにも、いや、もしかすると自分自身?

2010年7月17日土曜日

ニッポン・サバイバル

「目的意識や価値観がハッキリ持てない今の若者は情けない」などと言いますが、では、今の中高年の人たちが、みんなそんなに熟慮して仕事を選んだのかというと、けっしてそんなことはないと思います。


たとえば「どうしたら戦争がなくなるんだろう?」という問題を考えたとき、「みんながやさしくなればいいんだ」と言う人がいますよね。私も子どものころはそんなふうに思いました。「やさしい心を持てば、世界は平和になるんだ」と。『脳内革命』じゃないけれど、自分という内部が変われば世界も変わる。心のスイッチを切り替えれば、世界が違って見えるはずだ、というわけです。
そういったもっともらしい、そしてわかりやすい言葉には、たしかにある種の力があります。何か一時的に非常に気持ちのいい状態になる。幻想を垣間見ることができる。
でも、実際にそれで世界が変わるのかというと、じつは外側の世界は一向に変わらない。「どうしたら戦争がなくなるんだろう?」という問いにしても、現実には、経済的な格差、宗教的な対立など、さまざまな問題が解決されなければ、戦争はなくならないのです。

ニッポン・サバイバル 姜尚中 から