2019年12月21日土曜日

Discussion is not required. Just do it !

Discussion is not required. Just do it !
 議論は無用、実行あるのみ!(中村 哲)

2019年11月15日金曜日

おまえら、同窓会すんなよ

中学の1年と3年のときに担任やった先生が、卒業するときに『おまえら、同窓会すんなよ』いうて。
『あんなもんはじじいになって、もうこっからはなにもないなあいうときに、初めて振り返ったらいいんや』いうてた。
『それまでは、そんなも振り返ってる場合とちゃうんやからな』って。

   ---   『長谷川義史 それゆけ長谷川義史くん』から


2019年10月29日火曜日

晋三の祖父、安倍實

富の偏在は国家の危機を招く (安倍實)

オレは岸信介の女婿じゃない。安倍寛の息子なんだ。 (安倍晋太郎)

永田町の住人としての晋三は、たしかに成長したのかもしれない。しかし、人間の根っこの部分はそう簡単に変わらない。可もなく不可もなく、極めて凡庸で普通で、しかし仲間内では優しく人のいいおぼっちゃま―と評された根幹部分がそう簡単に変わるはずもない。少なくとも、内から湧き上がるようなエネルギーに突き動かされて政治を目指したわけではなかった、という事実は永遠に変わらない。
―――(青木理 『安倍三代』から)




2019年7月16日火曜日

普通に働いて、普通に生きること


ワーキングプアの人は生活保護を責めるのではなく、自分の労働環境がおかしいと訴えるべきだろう。自分がワーキングプアであることと、生活保護受給者が自分よりいい暮らしをしていることは無関係なのだから。生活保護が羨ましいのなら、役所に行って受給したいと言えばいい。生活保護をバッシングする人は、窓口に足を運び、生活保護受給者の顔を見て欲しい。生活保護を受けるということがどれだけ大変で辛いことかわかるはずだ。

人はただ漠然と生きることを苦痛と感じる。仕事があることで人は孤立しないで済む。職場に行けばいつもの仕事仲間がいて、挨拶する。ただそれだけだけど、今日も元気で生きているということを皆に伝えることができる。

人は必ず年老いて、いつか弱者になる。働くことのできない人々が生活保護や福祉サービスを受けることを責めるような世の中は、想像力の乏しい社会なのだ。

生活保護の辛さとは、プライバシーのないことであり、人とのつながりが断たれてしまうことである。

社会は相互扶助でできているのであって、何かあったときのためにみんな税金を納めているんです。

普通に働いて、普通に生きたかった。その「普通」が、いかに手に入れるのが困難なものか知った。宝石も高価な服も要らない。ただ、その日その日をつつましく生きたいと願っていた。そのつつましく生きるという願いは、この世で最も高価な願いだった。

  --- 小林エリコ 「この地獄を生きるのだ」 から

2019年6月13日木曜日

安い労働力で成り立つ


現在の戦争というのは、民間業者を使わないとたぶんできないと思うんですよ。要するに格差を利用して、安い労働力を使う。全部兵士にしてしまうとコストがかかってしょうがない。それは日本の自衛隊でもやっていることで、今後広がることはあっても縮むことはないと思うんですよ。まず格差が前提であって、貧しい人がいることが条件。そういうところに日本人が行ってもおかしくない(安田純平)
   --- 雨宮処凛 『排除の空気に唾を吐け』 から

2019年4月11日木曜日

企業の目的

企業の目的は利益ではない。利益は企業が存続するための条件にすぎない。利益が出ないような事業は確かに継続できない。しかし利益は何をすべきかを教えてくれない。何をするのかを決めたときにはじめて、その事業が利益を生むかどうかが問題となりうる。何をするかを決めない限り、利益の有無を問うことすらできない(Drucker 1993,ch6)

ある仕事が創発的価値を生成するなら、その仕事は有効である。(安冨歩)

企業の目的は顧客の創出である。利益は企業の具体的目標を教えてはくれない。それは企業が自分で考えねばならないことである。自分たちのなすべきことは何なのかをはっきりと認識し、いかにして創発を阻害する要因を取り除くかを考えることが、最良のブランド・マネージメントであり、21世紀を生き延びる方法なのである。(安冨歩)

2019年4月4日木曜日

マネージメント


「不好犯上、而好作亂者、未之有也」(論語)

【解釈】好く上を犯さないというに、好く亂を作す者は、いまだいたことがない。(安冨歩)

論語入門 学而

2019年3月27日水曜日

組織の国

ついに組織というものとなじまない。それこそ同人雑誌もつくらないし、結社もつくらない、クラスメートとも親しくはならない。
 要するに一人でいる限り、何とでもなるんですが、誰かと何かをやろうとすると、およそだめであるという点において、僕は非常に非日本的な性格なんです。組織の国ですからね、ここは。(池澤夏樹)