2014年7月26日土曜日

おとなしくしていれば何とかしてもらえる?

冷たい壁にとりまかれて、声を出せないという人がいます。それは逆だと思います、声を出さないあなたは、他人から見れば壁の一部です。あなたが声を出さない状態が、周りの人を壁にしています。関係は作り作られます。関係は待っていても変わりません。動かないと変わりません。声を出せば、一時的に敵対関係になる人も出るかもしれませんが、味方になる人も出るでしょう。

---  「社会を変えるには」 小熊英二 から

2014年7月22日火曜日

独裁者を求める空気

『安部には独裁者としてカリスマ性がなさすぎる。
(略)
もしかしたらそもそも、独裁者にカリスマ性などひうようないのかもしれない。・・と思いはじめている。必要なのは、ただ、独裁者を求める空気、かもしれない。』
(『メディア仕分け人』北原みのり から)

2014年7月5日土曜日

人口と地面の大きさに見合うぐらいな国

安部さんは「世界一」を掲げたけど、日本が生き残っていく道は1番とか2番じゃなくて、人口と地面の大きさに見合うぐらいの小さな国になることです。「技術で世界一」なんて言うのもやめて、作れるものを作って、国内総生産なんか落ちてもいい。こぢんまりとした、しかしよその国が「あの国はいいな」と言うような国。競争に負けても、最後には「やっぱりあなたたちが正しい」と言われる国になればいいなと思っているのです。(澤地久枝)
    --- ニッポンが変わる女が変える 上野千鶴子 から

2014年7月1日火曜日

大馬鹿者

オレをふくめ、人間は大馬鹿者だ。文明という妄想によってバベルの塔を築きあげ、宗教や政治という幻想によって破壊する。バベルの建築に無数の精神が犠牲になり、崩壊にたくさんの命が失われた。
 形あるものはいつか無に帰す。
   --- 『COTTON100%』杉山明 から