2014年11月26日水曜日

屹立

たぶんもう、エンタープライズは入港したことだろう。むなしいといえばむなしい抗議行動だが、私はその価値評価は断ち切ることにしている。問われているのは、自らの勁(つよ)い意志力なのだ。屹立(きつりつ)して屈しない意志力。(デモ から)
   ---  松下竜一『ウドンゲの花』から

2014年11月16日日曜日

基地と原発

アメリカの意思と、アメリカに自発的に隷従することによって国内での権力基盤を強化しつつ対米従属利権をむさぼる官僚・政治家が日本の中枢部を牛耳っているという構造である。
   ---  矢部宏治 「日本はなぜ、基地と原発を止められないのか」

直観力

生命が尽きてもなお気づくことのない観念。これがワナなのだ。だからワナなのだ。
歴史は語る。目前の「よかれ」には慎重になれと。

なにか、もやもやとした、物事を見え難くさせている環境を通じて、それでもそのもやもやとしたものを見すかしてその向こうにある本性のようなもの、正体のような核心のようなものを見抜く力。これが、直観力。
(略)
「どれほどの教養をつんでも、この直観力がなければ、一生勉強したってダメ。」(上野千鶴子)

真理は一つ。幸せは一つ。などという考えがいかに危険で、それらの思想がいかに人を騙しやすく、どれほど多くの人がワナにはまったか。

   --- 遥洋子 「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」 から