生命が尽きてもなお気づくことのない観念。これがワナなのだ。だからワナなのだ。
歴史は語る。目前の「よかれ」には慎重になれと。
なにか、もやもやとした、物事を見え難くさせている環境を通じて、それでもそのもやもやとしたものを見すかしてその向こうにある本性のようなもの、正体のような核心のようなものを見抜く力。これが、直観力。
(略)
「どれほどの教養をつんでも、この直観力がなければ、一生勉強したってダメ。」(上野千鶴子)
真理は一つ。幸せは一つ。などという考えがいかに危険で、それらの思想がいかに人を騙しやすく、どれほど多くの人がワナにはまったか。
--- 遥洋子 「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」 から
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