2008年7月17日木曜日

称賛の「カンバン方式」の現実

コストダウンのため、大和自工は倉庫も在庫も一切持たず、部品業者は大和自工の日々の生産に必要なギリギリの量を、必要な日時きっかりに、直接それぞれの 生産現場に搬入せよ、という「恐ろしいほどの合理化」方式で、巨大メーカーの下で「より大きな沈黙を強いられる下請け」に、さらに犠牲を求めるものであ る。指定時間に遅れてはならず、安全を見込んで早く行っても、15分以上早いと守衛が工場の門を通してくれない。

   城山 三郎「勇者は語らず」 から

城山三郎 -Wikipedia
農場日誌 旗

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