現代の若い人たちには、特に戦後生まれの人々には、戦争の話は遠い昔の出来事を聞くように思われるかも知れない。百年も二百年も前のことに思われるかも 知れない。が、そうではない。戦争はついこの間、終わったのである。私が二十三歳の時に、終わったのである。十五年続いた戦争が、日本の国を焦土と化して ようやく終わったのである。
-- わが青春に出会った本「きけわだつみのこえ」 から
人々は見つめないものを茂吉は見つめる。見つめるから発見がある。あるいはいち早く発見するから見つめるのか、いずれにしても素晴らしい才だと私は思う。
-- わが青春に出会った本「歌集 赤光 斎藤茂吉」 から
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