2014年6月21日土曜日

職人がいなくなる

労働が単純になると、技術は要らなくなる。すると、技術習得費が浮いた分だけ、給料も下がってしまうのだ。さらにもうひとつ、労働が単純化することで、労働者が受ける大きな影響がある。単純な労働は「誰でもできる」仕事になって、いくらでも替えがきくようになるのだ。
「労働者は機械の単なる付属物となり、こういう付属物として、ただもっとも単純な、もっとも単調な、もっともたやすく習得できるこつを要求されるだけである」(マルクス)
  ---   田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 渡邊格 から


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