電車や駅に貼られている暴力行為防止のポスターありますよね。女の人が手で目を覆っている姿が描かれて、「暴力・・・もう見たくない」と書いてある。でも、私は「見ろよ」って思うんです。被害者がいて、加害者がいて、それを第三者であるあなたが見なかったら、誰がその暴力を止められるのか。でも、多くの人は、見たくないんですよね。だからいつまでたっても解決しない。
植民地支配について日本の学生に授業したりすると、「日本がひどいことをした」と謝ってくる子がいます。そういうとき私は「なんであなたが謝るの?」「あなたが強姦や泥棒や人殺しをしたわけじゃないでしょ?」「あなたが謝ると本当の犯人が逃げちゃうよ」と言うんです。逆に、「日本はいいこともしてやった」と言う奴もいます。そういう奴には、「あなたがやったのか?」「人の手柄を取るな」って。
ーーー 蓮池 徹 辛淑玉 「拉致と日本人」から
2020年1月12日日曜日
老いの生き方
老年は石だ。ぞうり虫だ。いなくてもいいものだ。舞台から下りようとして、とまどって、まごまごしているだけの人間だ。だが、それだけのことで、その他の点では、諸君とおんなじなのだ。なに一つ成長したわけでもないのに、うかうかとつれてこられて、いわゆる年よりがいのない連中が大方なのだ。彼らがうるさいのは、不平のもってゆきどころがないからだ。そして、本心は、若くなりたいのだ。(金子光晴)
われわれは気むずかしさや目の前にある物事に対する険悪を知恵と呼ぶ。けれども、実を言うと、われわれは不徳を捨て去ったのではなくて、別な不徳と、しかも私の考えでは、もっと悪い不徳と取り替えている。愚かな倒れかかった自尊心や、飽き飽きするおしゃべりや、とげとげしい人づきの悪い気分や、迷信や、使いもしないお金に対する滑稽なほどの心配などのほかに、羨望や、不平や、邪悪までがいっそうひどさを増しているのである。老年はわれわれの顔よりも心に多く皺を刻む。だから、年老いても、酸っぱい、かび臭い匂いのしない心というものはめったにないし、あるとしてもごくまれである。人間は成長に向かっても、減退に向かっても全身で進む。(モンテーニュ)
ーーー 鶴見俊輔 『老いの生き方』 から
われわれは気むずかしさや目の前にある物事に対する険悪を知恵と呼ぶ。けれども、実を言うと、われわれは不徳を捨て去ったのではなくて、別な不徳と、しかも私の考えでは、もっと悪い不徳と取り替えている。愚かな倒れかかった自尊心や、飽き飽きするおしゃべりや、とげとげしい人づきの悪い気分や、迷信や、使いもしないお金に対する滑稽なほどの心配などのほかに、羨望や、不平や、邪悪までがいっそうひどさを増しているのである。老年はわれわれの顔よりも心に多く皺を刻む。だから、年老いても、酸っぱい、かび臭い匂いのしない心というものはめったにないし、あるとしてもごくまれである。人間は成長に向かっても、減退に向かっても全身で進む。(モンテーニュ)
ーーー 鶴見俊輔 『老いの生き方』 から
2019年12月21日土曜日
Discussion is not required. Just do it !
Discussion is not required. Just do it !
議論は無用、実行あるのみ!(中村 哲)
2019年11月15日金曜日
おまえら、同窓会すんなよ
中学の1年と3年のときに担任やった先生が、卒業するときに『おまえら、同窓会すんなよ』いうて。
『あんなもんはじじいになって、もうこっからはなにもないなあいうときに、初めて振り返ったらいいんや』いうてた。
『それまでは、そんなも振り返ってる場合とちゃうんやからな』って。
--- 『長谷川義史 それゆけ長谷川義史くん』から
『あんなもんはじじいになって、もうこっからはなにもないなあいうときに、初めて振り返ったらいいんや』いうてた。
『それまでは、そんなも振り返ってる場合とちゃうんやからな』って。
--- 『長谷川義史 それゆけ長谷川義史くん』から
2019年10月29日火曜日
晋三の祖父、安倍實
富の偏在は国家の危機を招く (安倍實)
オレは岸信介の女婿じゃない。安倍寛の息子なんだ。 (安倍晋太郎)
永田町の住人としての晋三は、たしかに成長したのかもしれない。しかし、人間の根っこの部分はそう簡単に変わらない。可もなく不可もなく、極めて凡庸で普通で、しかし仲間内では優しく人のいいおぼっちゃま―と評された根幹部分がそう簡単に変わるはずもない。少なくとも、内から湧き上がるようなエネルギーに突き動かされて政治を目指したわけではなかった、という事実は永遠に変わらない。
―――(青木理 『安倍三代』から)
オレは岸信介の女婿じゃない。安倍寛の息子なんだ。 (安倍晋太郎)
永田町の住人としての晋三は、たしかに成長したのかもしれない。しかし、人間の根っこの部分はそう簡単に変わらない。可もなく不可もなく、極めて凡庸で普通で、しかし仲間内では優しく人のいいおぼっちゃま―と評された根幹部分がそう簡単に変わるはずもない。少なくとも、内から湧き上がるようなエネルギーに突き動かされて政治を目指したわけではなかった、という事実は永遠に変わらない。
―――(青木理 『安倍三代』から)
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