2011年9月18日日曜日

不自然にある現実

一晩中強い燭光(しょっこう)にさらされて働く者たち(コンビニが代表格だ)が、不眠症に陥るという現象が社会問題になってきている。視神経が刺激されて、体内時計のリズムが狂うのらしい。そのリズムを戻すためには、朝の陽を浴びて軽く運動するのがいいと、新聞で読んだのは最近である。陽を浴びられない者のためには、特殊な照明灯まで発売されているというのだから驚きである。店が一晩中開いているという不自然さが新しい症状を生み出し、そのために今度は眠らせるための照明器具まで売り出されているのだ。

 --- 「そっと生きていたい」 松下竜一 から

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