2011年9月23日金曜日

オタクの力

この夏、旭川にある上野ファームに行った。
到着した時、既に閉店1時間くらい前だったのだが、
後から後から沢山の方が訪れて来ていた。
これでは花を観に来ているのか人を観に来ているのかという状態だった。

好きなガーデニングで儲かる事に超した事はないのかもしれないが、
これはもしかするとファーム側にとっては不本意かもしれない。

こだわりのガーデニングといえば十勝中札内にも紫竹ガーデンもそうかもしれない。
どちらも、どちらかというと私のバイト先の仕事の対局にあるように思う。
「ミッキーマウス植生」を好む方々が沢山存在しないと会社は発展し続けられないように思うからだ。
全ての見学者がそうではないだろうが、ガーデンを観て回る方々が、解らない人が観ると雑草かなにか解らないような(実は違う)植物を好む方々に、どんどんなろうとしている気がする。
相反するかもしれないが、それで良いと思う。

趣向は違うものの、こだわりといえば、中富良野の冨田ファームも人気のスポットだが、
「こんなもんアカン」
といって、ラベンダーから徹底していった仲間の農家たちを尻目に、
頑固に続けた結果が今にあるようだ。

きっとそれぞれの方々は、ブームーとか、すぐに儲けに繋がるとか、
そんな事考えてやっていなかったのだろう。
まー言わば、オタクなのだ。

オタクはマイペースで継続力があるのだ。
それをしているだけで楽しいのだ。
そしてそんな楽しい事はいずれ伝染していく。
それは広がって、偶々ブームになっていったのであろう。

成功者を見て、
ブームに乗っかろうとするヤカラがいて、
それは、ニバンセンジ となのだが、
それでも運良く成功する場合もあったりするのだが、
まぁ、ただそれは基本的スタンスが違う。
オタクではないのだ。
中にはオタクになっていく方もいるかもしれないが・・・。

そういえば、狩勝高原にもオタク集団がいた。
エコトロッコを運営している4人組だ。
それぞれがそれぞれで楽しんでいる。
楽しんでいたら、1年間で何千人もの人が来た。

又、その近くでは、いつも馬に乗りたくて乗りたくて
観光農場をする夫婦もいる。

皆、小さな力だけれどオタクなのだ。


その狩勝高原を再開発するそうだ。
そこにはかつて行政主導で作ったものが無くなっていった。
サイクルモノレール
ゴーカート
テニスコート
パークゴルフ場
コマクサ園
SLホテル 等々。

知らぬ間に無くなってしまった。
いったい次は、何がしたいんだろうか。
行政は、頑張る方々の応援に回ってもらって、
主役にならないで欲しい。
行政は多分オタクではないのから。

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