2016年6月20日月曜日

知ろうと思わない人達の国

自分が20歳のころは、世の中の仕組みや、本当のことを知らないで育った。情報も与えられなかったし、政権を選ぶこともできなかった。批判する自由もなかった。いまは本当のことを知ろうと思ったら、知ることができる。それなのに、自分の見たくないものは見たがらない人、学ぼうとともしない人が多すぎる。これから20年もたてば、もっと悪くなるだろう。経済も国債の金利があがったら、大破局がくるかもしれない。(小熊譲二)

---  小熊英二 「生きて帰ってきた男」 から

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