事業の運営に人手は必要だから、会社は必死に求人を出す。だが、仕事に見合った賃金ではないために働き手は出てこない。求人に応じるのは、夫や父の扶養下にあったり、年金の支えがあったりして低賃金でもなんとかなる主婦、学生、高齢者、といった層ばかり。保育士不足は代表例だ。
有給求人倍率の1倍超えは、そんな状況で生まれた雇用の危機を示す数字と読める。
--- 竹信三恵子 「経済私考」 週刊金曜日 1091号 から
2016年6月20日月曜日
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森の中に住む猫の頭の片隅にあること。
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