2015年2月24日火曜日

まともな人間とまともでない人間と

原子力規制庁のなかには、政治の圧力に負けず、活断層上の原発は廃炉にすべきだと思っている課長補佐がいる。資源エネルギー庁のなかには、電力料金の査定では個々の調達価格の単価にまで切り込んで、電力会社のレントを極小化すべきと思っている企画官がいる。電力会社のなかにも、自由化した環境の下で低廉(ていれん)で質の高い電力を供給し、競争条件下でも打ち勝つ「普通の会社」にしたいと思っている社員がいる。マスコミのなかにも、スポンサーの圧力に負けずに公正中立な報道をしたいと思っているディレクターがいる・・・。
   --- 若杉冽 「原発ホワイトアウト」から

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