2009年4月9日木曜日

良寛

僧侶の身でありながら、口腹(こうふく)のためにだけ、声をはり上げる。なんという心の汚れか。

 人はみな、はたをを織り、田を耕して、生計を立てているのに、僧侶と称するものは行もなく悟りもない。いつになったら目が覚めるのだ。

 僧侶は名利に踏みこんではいけない。そんなものが、わずかでも心に入れば、海の水を注いでも洗えるものでない。(良寛)

--- 「風の耳朶」 灰谷健次郎 から


良寛 - Wikipedia

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