2007年11月9日金曜日

小林 信也

高校生たちが野球に注いでいた毎日の情熱や努力に比べると、審判たちの日頃の努力が それに見合っているのかと、問いかけたくなるのは率直な気持ちだ。

毎年、負ける。一校を除いて必ず負ける。それが高校野球だ。
三年生の選手には、次の夏はない。
しかし監督には、また次の夏が来る。

高校球児は、野球部員である前に高校生である。監督の大半は教員だ。授業を受け持ち、クラス担任を務めるなど、教員としての日常がまず先にある。

     -- 小林信也「高校野球が危ない」 から

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